CDスタッドボルト雄ネジ
ストレートタイプとは
CD方式で溶接するスタッドは、アークを発生させるチップが
形成されており、フラックス等の溶剤を全く使わずに
溶接することができます。
ねじにはストレートタイプとフランジタイプが存在し、
ストレートタイプは頭部座面がないまっすぐな形状をしているのが
特徴です。
溶接原理
その溶接原理は、アーク溶接と抵抗溶接の技術を
複合させたもので、専用ガンを用いて行います。
溶接時間も3/1000~6/1000秒と大変短く、
瞬間的にスタッド先端のチップを中心に溶接が完成します。
熱影響
母材への溶接熱の影響が極めて微小なので、
薄い母材および塗装で仕上げた母材の裏面にも
溶接することができます。
溶接作業も簡単で、所定のセッティングを行った後に
専用ガンのトリガーを引くと、溶接が完了します。
溶接の資格や経験も必要ありません。
耐性
ボルトが捻じ切れるほどの強い圧力をかけても、
溶接面がはがれてしまうことはなく、完全に固着します。
安全データシート(ROHS2 (SDS))ローズ
東和鋲螺株式会社の製作するCDスタッドボルトには危険有害性が認められないため、安心してご利用頂けます。 下記は各種調査結果に係る書類です。
東和鋲螺株式会社のCDスタッドボルト雄ネジ
ストレートタイプについて
低コスト特殊圧造による一工程で作業を終わらせることが
できるため他社には真似のできないコストダウンが可能です
本来、CDスタッドボルト雄ネジのストレートタイプはフランジタイプの物に比べるとトリーミング工程を必要とするため、コストも納期も増幅します。
それまでは別商品の開発を行っていた弊社でしたが、お客様からのご依頼をきっかけに、弊社でCDスタッドボルト雄ネジストレートタイプの研究が始まりました。
そして、長年の研究の末に、圧造工程において、低コストでのトリーミングを行う独自の技術を完成させました。
その結果、本来、圧造と切削トリーミングの二工程がかかるところを一工程で作業を終わらせることができ、他社には真似のできない大幅なコストダウンと短納期が可能となり、お客様からもお喜び頂いております。
この技術を真似することは、大変難しく限られた人間にしか実現することはできません。
「切削トリーミングを行わないなら、製品不良は起こさないだろうか?」と不安になるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、弊社では一品一品、丁寧に万全の体制チェックを欠かさず行っており、絶対にあってはならない不良品ゼロ、混入・欠品ゼロを目標に日々、細心の注意で作業を行っております。
その後、ねじの素材(ねじ下)を転造ダイスという工具に挟み転がして、強い力を加えて、ねじ山をもみ上げて作ります。